成人期動脈管開存症術後胸部大動脈瘤に対する胸部ステントグラフト留置術の経験
- 豊田 泰幸,
- 堀田 孟行,
- 新津 宏和,
- 岡田 良晴,
- 織井 恒安,
- 松下 努,
- 蜂谷 貴
長野県厚生連佐久総合病院佐久医療センター心臓血管外科
doi: 10.34376/jsachd.C-2025-0007 PDF
早期公開日:2026年1月7日
成人期動脈管開存症(PDA)術後に生じる根治部の瘤化は比較的稀とされている.しかしながら実際に成人期に動脈管閉鎖が行われた症例に遭遇した場合,動脈瘤破裂等の危険性は高いとされる.動脈管組織はその脆弱性ゆえ開心術による瘤切除,閉鎖は困難を伴う.近年,血管内治療が動脈瘤治療に対する低侵襲術として急速に普及してきている.今回我々は成人期PDA根治後遠隔期に閉鎖部が瘤化,拡大した2症例を経験した.これらの症例に対し低侵襲化をめざして胸部ステントグラフト留置術(TEVAR)を施行し良好な結果を得たので報告する.
キーワード:patent ductus arteriosus, thoracic artery aneurysm, thoracic endovascular aorta repair
