■暫定専門医特別措置の申請について
受付期間:2024年9月5日(木)~11月15日(金)※必着※
JSACHD暫定専門医の申請漏れ者に対する救済のための特別措置
1. 背景
ACHD専門医となれる条件がありながら、2018年9月の時点で暫定専門医申告漏れのため専門医となれなかったと思われる事例がある。暫定専門医として修練施設での後進の指導をいち早く開始することを可能にする特別措置により、日本ACHD専門医制度の更なる普及への貢献が期待される。
本特例措置は、現状の専門医制度の受験資格を容易には得られないために受験を躊躇あるいは断念した会員に対する救済とは本質的には異なるものである。あくまでも2018年暫定専門医申請漏れ者とみなすことができる申請基準に合致し、理事会が認める医師に対して行う特例である。
2. 特別措置の概要
- 申請者が自薦により書類を作成する
- 2018年当時の暫定専門医条件と同一とする(下記表参照)
- 特別措置は2024年1月の理事会承認後、2024年11月までの申請期間とする
- 基準の判定は、2018年の暫定専門医基準を参考に専門医制度委員会で稟議し、理事会で承認、総会で報告する
内科系暫定専門医
2018年暫定専門医基準
- 申請時点で2018年度の学会費を納入していること。
- 日本国医師免許を有すること。
- 2015年3月31日以前に本学会へ入会しており、かつ以下の①〜③の全ての基準を満たすもの。
- ①サブスペシャリティ専門医資格:循環器専門医もしくは小児循環器専門医のいずれかの専門医資格を有すること。
- ②診療実績:過去10年間(2009年4月1日以降2018年9月20日まで)で中等度CHD以上の複雑度の成人先天性心疾患患者(対象疾患は次項参照)を一定数以上診療していること。
- A) 循環器専門医資格保有者は7種類以上の疾患30例。ただし、1種類10例までとし、重複疾患は認めない。
- B) 小児循環器専門医資格保有者は7種類以上の疾患50例。ただし、1種類10例までとし、重複疾患は認めない。
- ③学術業績:以下のA、Bのいずれかの学術業績を有すること。
- A 論文業績:成人先天性心疾患に関する筆頭もしくは指導論文1編を含む著書3編以上(少なくとも筆頭もしくは指導論文1編は査読を必要とする英文論文もしくは日本成人先天性心疾患学会雑誌や関連学会(注1)雑誌への掲載とし、症例報告は含めない。残りの著書に関しては、症例報告や共著も可とする)。
- B 学会発表業績:過去10年間(2009年4月1日以降2018年9月20日まで)で日本成人先天性心疾患学会もしくは関連学会(注1)の学術集会(日本循環器学会地方会のACHDシンポジウムを除く分科会や研究会での発表を含まない)・成人先天性心疾患セミナーにおいて成人先天性心疾患に関する筆頭演者として5回以上の発表経験。うち2回は成人先天性心疾患学会学術集会での発表とする。
- (注1) 関連学会:日本循環器学会,日本心臓病学会,日本心不全学会,日本不整脈心電学会,日本心エコー図学会,日本小児循環器学会,日本心臓血管外科学会,日本胸部外科学会,日本血管外科学会,主要な国際学会(AHA, ACC, JCC, ESC, SAC, AATS, APSACHD,AEPCなど)
<内科系暫定専門医申請の必要書類>
- 内科系暫定専門医申請書(様式2 一般用)[Excel]
- 内科系暫定専門医 臨床実績一覧(様式2-1-A[Excel]もしくは様式2-1-B[Excel])
- 内科系暫定専門医 学術業績 記入用紙(様式2-2)[Excel]
- 履歴書(様式4)[Excel]
- 原著論文のコピーもしくは学会発表の抄録
- 医師免許証のコピー
- 循環器専門医証もしくは小児循環器専門医証のコピー
- 審査料振込記録のコピー
- 臨床実績一覧に記載する疾患複雑度は対象番号表をご確認の上、ご記入ください。
対象番号表[PDF]
外科系暫定専門医 認定基準(一般)
2018年暫定専門医基準
- 申請時点で2018年度の学会費を納入していること。
- 日本国医師免許を有すること。
- 2015年3月31日以前に本学会へ入会しており、かつ以下の①〜③の全ての基準を満たすもの。
- ①1回以上心臓血管外科専門医を更新しており、かつ心臓血管外科専門医修練指導者資格を有すること。
- ②心臓大血管手術実績:過去5年間(2013年1月1日以降2017年12月31日まで)で以下の(A)(B)の両者を満たすこと。
- (A) 成人先天性心疾患手術経験:術者、指導的助手として40例
但し最低20例は難易度 (B)以上の術式とし、うち再手術症例15例を含むこと - (B) 小児心疾患手術):術者、指導的助手として200例
但し最小100例は難易度(B)以上の術式とする - *ACHD暫定専門医認定のための手術実績は心臓血管外科専門医認定施設において実施されNCD/ JCVSDに登録された症例に限る。実施期間は2013/1/1より 2017/12/31までとする。
- *その他、手術実積要件の算定の詳細については補足:『心臓血管外科分野における専門医新規申請要件に関する追加事項』を参照のこと
- (A) 成人先天性心疾患手術経験:術者、指導的助手として40例
- ③学術業績:以下のA、Bのいずれかの学術業績を有すること。
- A 論文業績:成人先天性心疾患に関する筆頭もしくは指導論文1編を含む著書3編以上(少なくとも筆頭もしくは指導論文1編は査読を必要とする英文論文もしくは日本成人先天性心疾患学会雑誌や関連学会(注1)雑誌への掲載とし、症例報告は含めない。残りの著書に関しては、症例報告や共著も可とする)。
- B 学会発表業績:過去10年間(2009年4月1日以降2018年9月20日まで)で日本成人先天性心疾患学会もしくは関連学会(注1)の学術集会(日本循環器学会地方会のACHDシンポジウムを除く分科会や研究会での発表を含まない)・成人先天性心疾患セミナーにおいて成人先天性心疾患に関する筆頭演者として5回以上の発表経験。うち2回は成人先天性心疾患学会学術集会での発表とする。
- (注1) 関連学会:日本循環器学会,日本心臓病学会,日本心不全学会,日本不整脈心電学会,日本心エコー図学会,日本小児循環器学会,日本心臓血管外科学会,日本胸部外科学会,日本血管外科学会,主要な国際学会(AHA, ACC, JCC, ESC, SAC, AATS, APSACHD,AEPCなど)
<外科系暫定専門医申請の必要書類>
- 外科系暫定専門医申請書(様式3 一般用)[Excel]
- 外科系暫定専門医 臨床修練実績一覧(様式3-1-Aおよび様式3-1-B)[Excel]
および 手術記録コピーならびにNCD抽出データ
(提出書類の手引き[PDF]参照) - 外科系暫定専門医 学術業績 記入用紙(様式3-2一般用)[Excel]
- 履歴書(様式4)[Excel]
- 原著論文のコピーもしくは学会発表の抄録
- 医師免許証のコピー
- 心臓血管外科専門医証および修練指導責任者証のコピー
- 審査料振込記録のコピー
審査料振込先
審査料は3万円です。審査結果の如何にかかわらず返還はいたしません。ページ下部に記載する郵便振替口座までお振込の上、受領証のコピーを申請書に添えてお申込み下さい。
ゆうちょ銀行口座:
加入者名:日本成人先天性心疾患学会
【ゆうちょ銀行からの振込】
口座番号:10140-41868031
【他銀行からの振込】
銀行名:ゆうちょ銀行(9900) 預金種目:普通
店番:018 店名:〇一八店(ゼロイチハチ店) 口座番号:4186803
- 通信欄に「会員番号」もしくは「名前」を記載して「暫定専門医審査料」と明記して下さい。申請者と振込人の名前は同一として下さい。