修練施設の更新

修練施設認定基準のQ&A(PDF)

■修練施設の更新申請について

受付期間:2022年11月21日(月)~12月20日(火)※必着※

更新の場合は、合わせて責任者新規申請を出してください。

成人先天性心疾患専門医修練施設の新規・変更申請を受付いたします。
認定基準は以下の通りです。

施行細則付則

第1章 修練施設および修練指導責任者等の申請
(総合修練施設認定基準)

第1条 総合修練施設の認定申請においては以下の基本要件をすべて満たしていること.

  • ① 修練カリキュラムに沿った修練が原則単独(1 施設)で可能であること.
  • ② 循環器専門医研修施設かつ心臓血管外科専門医修練施設として認定を受けている.
  • ③ 成人先天性心疾患専門医資格取得者が常勤・常駐し,かつ 1 名が修練指導責任者として認定されている.
  • ④日本成人先天性心疾患学会(以下,本学会)で認定された成人先天性心疾患専門医の資格を持つ「循環器専門医1名以上,小児循環器専門医1名以上,心臓血管外科専門医1名以上」がすべて常勤している.ただし, 成人先天性心疾患専門医(小児循環器)が常勤医として不在であり,他施設から非常勤医として定期的に成人先天性心疾患診療業務を遂行している場合,専門医制度委員会修練施設認定部会承認のもと、この要件を補充できるとする.
    ④に対する特別措置 COVID-19の影響に伴い2021年第1回専門医試験による新規専門医認定者数が十分な値に到達しなかったため、旧制度の要件である「日本成人先天性心疾患学会(以下,本学会)会員である「循環器専門医 2 名以上,小児循環器専門医 1 名以上,心臓血管外科専門医 1 名以上」がすべて常勤している.但し,小児循環器専門医が常勤医として不在であり,他施設から本学会員である小児循環器専門医が非常勤医として定期的に成人先天性心疾患診療業務を遂行している場合,専門医制度委員会修練施設認定部会承認のもと、この要件を補充できるとする.」を認める。この特別措置に関しては、2023年度に行われる第2回専門医試験後、2025年度の施設認定基準から見直すこととする。なお、2025年度以降の見直しには、必須要件に1名以上の成人先天性心疾患専門医(内科・小児循環器科・外科を問わず)が常勤していることが加わる。
  • ⑤ 施設内で多職種連携による成人先天性心疾患診療体制が構築され,月1回以上の定期的なカンファレンスが行われている.なお,必要に応じて産科,放射線科,精神科を含めた病院としての全科の参加が見込まれている.
  • ⑥ 多領域専門部門の支援が得られている.
  • ⑦ 連携修練施設と緊密なネットワークを構築できる.
  • ⑧JNCVD-ACHDに登録施設として所属し,所定の成人先天性心疾患レジストリに参加している.JNCVD-ACHD登録法:成人先天性心疾患対策委員会(循環器内科ネットワーク)ホームページ申請フォームより申請する。
  • ⑨診療科として産科を有し,成人先天性心疾患患者の妊娠出産に対応できる診療を行っている.
  • ⑩施設内の精神科/心療内科などの専門医や臨床心理士などの心理分野の資格保有者が成人先天性心疾患患者のメンタルケアを行っている.
  • ⑪成人先天性心疾患における遺伝学的コンサルト,緩和医療等の倫理的課題についての対応ができる.
注:
⑨⑩⑪⑫については,連携修練施設等の施設との連携で対応することを含む.
①について,地理的並びに機能的に連結された 2 施設は 1 施設として申請可能とする.

2. 臨床活動として以下の要件をすべて満たしていること.

  • ① 成人先天性心疾患専門外来があり,年間登録(院内を含む)症例患者数(もしくは前述のJNCVD- ACHD成人先天性心疾患レジストリ登録患者総数)が100名以上である.なお,成人先天性心疾患専門外来とは,専門外来として対外的に表明・公表した外来(例えば,ホームページ上で公表)を指す(補足-1参照).
  • ② 成人先天性心疾患カテーテル件数(電気生理検査,ペースメーカ植込み,アブレーションなども含むすべてのカテーテルを使用した検査および治療を目的とした経皮的な手技数)の総計が25例以上/前年である.
  • ③ 成人先天性心疾患患者に対し,心臓超音波・心臓/冠動脈 CT に加えて,心臓 MRI 検査を適宜取り入れ専門的解析が出来る.
  • ④ 成人先天性心疾患手術件数 が 登録(院内を含む)症例12例以上/前年 [成人先天性心疾患手術とは手術時年齢16歳以上でかつ成人先天性心疾患専門医(心臓外科)基準で示された心血管系手術を指す]である. 但し難易度B以上を半数以上含むものとする.以下,本施行細則付則における難易度については, 心臓血管外科専門医認定制度:『心臓血管外科専門医認定における手術術式(難易度(A)(B)(C))』を参照する.

(連携修練施設認定基準)

第2条 連携修練施設の申請においては以下の基本要件をすべて満たしていること.

  • ①成人先天性心疾患に関する診療と専門医修練にとって有益な施設.
  • ②循環器専門医研修施設か小児循環器修練施設であること.
    (ア)小児専門施設の場合,成人先天性心疾患専門医1名以上もしくは本学会員である小児循環器専門医が2名以上に加え、本学会員である心臓血管外科専門医が1名以上常勤している.
    (イ)小児専門施設以外の施設の場合, 「成人先天性心疾患専門医1名以上」もしくは本学会員である循環器専門医に加えて本学会員である小児循環器専門医または本学会員である心臓血管外科専門医が常勤・常駐している.
  • ③総合修練施設と成人先天性心疾患診療に関してカンファレンスへの参加等を含め連携がなされていること.(総合修練施設については認定予定施設を含む)
  • ④以下のいずれかに相当する成人先天性心疾患診療を行っていること.
    (ア)小児専門施設の場合,本制度が認定した総合修練施設や(小児専門施設以外の)連携施設へ外来移行をし,10例以上/前年の症例の紹介を行っていること.もしくは,所属する上記の心臓血管外科専門医が登録(院内を含む)
    症例6例以上/前年の成人先天性心疾患手術を行っている.但し,成人先天性心疾患手術とは手術時年齢16歳以上でかつ成人先天性心疾患専門医(心臓外科)基準で示された心血管系手術を指す. 但し,難易度B以上を半数以上含むものとする.
    (イ)小児専門施設以外の場合,成人先天性心疾患専門外来があり,成人先天性疾患専門医もしくは本学会会員である常勤の内科系医師(循環器専門医もしくは小児循環器専門医)により登録(院内を含む)症例50例以上/年を管理している.
  • ⑤施設内に常勤している成人先天性心疾患専門医が修練指導責任者として、もしくは本学会員である循環器専門医,あるいは小児循環器専門医,あるいは心臓血管外科専門医の1名が施設指導責任者として承認されている.
  • ⑥院内成人先天性心疾患カンファレンスが定期的(1回以上/月)に行われている.
  • ⑦心臓超音波・(心臓/冠動脈)CT・心臓 MRI・心臓カテーテル検査などを用いた成人先天性心疾患患者評価が専門的にできる.

<必要書類>

  • ①総合修練施設として申請する場合
    様式1:総合修練施設認定申請書[Excel]Excelのシートは2シートに分かれています。
    ①基本情報
    ②総合修練施設構成員一覧
    以上を全て記入の上、A4で印刷が切れないようにプリントアウトしてください。
  • ②連携修練施設として申請する場合
    様式2:連携修練施設認定申請書[Excel]Excelのシートは2シートに分かれています。
    ①基本情報
    ②連携修練施設構成員一覧
    以上を全て記入の上、A4で印刷が切れないようにプリントアウトしてください。

<提出先>

〒162-0801東京都新宿区山吹町358番地5アカデミーセンター
日本成人先天性心疾患学会事務局 宛

  • 原則として、指導責任者の申請書も同封してご提出ください。
  • やむを得ず指導責任者の申請書と別に送付される場合は、封筒に「修練施設認定申請書在中」と朱書きの上、ご郵送ください。

<結果通知>

2023年1月下旬までに申請者に通知の上、3月に修練施設認定証を郵送いたします。
なお、認定された場合の認定開始日は2023年4月1日となります。