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心室中隔欠損症の定期健診について

ご質問

31歳 女性

私は、1973年生まれ、現在31歳です。 3歳の時、先天性心室中隔欠損症と診断されました。
穴の大きさは2~3で、位置は弁膜のすぐそばに開いているということでした。手術の必要もなく、経過観察ということで日常生活にも支障なく今に至っております。24歳を過ぎてから、2年に1度、検査に行っておりましたが、3年前に信頼していた担当の先生が辞められて、それから検査に行っておりません。最後に行ってから4年が経ちます。Q&Aにもありましたが、やはり今後も定期的に検査をした方が良いでしょうか?



お答え

小さな心室中隔欠損で、手術は必要の無いとされている場合に、経過観察が必要かどうかというご質問と思います。
この様な人の場合でも、心臓に細菌感染を起こす感染性心内膜炎に対する予防が必要です。また、肺動脈、左心房、左心室の血液量が多い状態が長く続くため、50歳以降、左心室の拡大が目立つ人がいることが報告されています。心房細動など、上室性不整脈の頻度が一般よりも高いことが指摘されています。女性の場合、妊娠出産は普通に行えることが多いですが、感染性心内膜炎の予防、こどもへの遺伝の問題(5%程度とされています)等があります。この様な問題点を事前に予知していけるという意味合いから、経過観察を行っていた方が良いと考えられます。もちろん、現在の状態が悪いとか、治療が必要という意味ではありません。健康診断のつもりで、受診されても良いと思います。
文責:丹羽 公一郎