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心室中隔欠損症の合併症

ご質問

29歳 女性

初めまして。私は先天性の心室中隔欠損症と診断されております。出産当時は手術の可能性があったらしいのですが、定期検査のみで手術を行わず、現在に至ります。17歳の時に精密検査を受け、異常なしと診断されました。ただ、穴はふさがってはおりません。もう、ふさがることはないだろうともいわれました。時に大きな病気にかかることもなく過ごしてきました。しかし、昨年の夏に重症肺炎(両側)にかかり、呼吸不全になりました。肺炎と心疾患は関連することはあるのでしょうか?この先異常が起こることがあったりするのでしょうか?



お答え

心室中隔欠損で、欠損孔が閉鎖していない場合ですが、もっとも注意するべきことは、感染性心内膜炎の予防です。また、欠損孔の位置がわからないのと、どの程度の欠損孔なのか不明なのでお答えが難しいのですが、欠損孔の位置が高い場合(漏斗部欠損)は、将来的に大動脈の変形が起こることがあります。また、膜性部欠損では小欠損であれば、心不全などおおきな問題は起こりません。妊娠、出産も十分に耐えられます。しかし、欠損孔が、閉鎖していない場合は、今後も専門医による定期観察が必要です。
文責:丹羽 公一郎