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心室中隔欠損症と肺高血圧、高地での生活について

ご質問

55歳 女性

7/4付心室中隔欠損症(小欠損孔)の運動制限7/11付肺高血圧と高地での生活の2回にわたってご回答をいただき、有難うございました。主治医(心エコーは平成14年および平成15年)からは心臓に負担をかけるのは良くない、登山を止めるように言われ、他の病院では(心エコーは平成12年)富士山のような極端に高い山やきつい山は止めた方がいいだろう、と言われる等により、私としても自重しようとの気持ちにはなっていました。ただ、登山をまったく止めるまでの気持ちにはなれませんでした。
主治医にも十分にお話を聞けましたし、このようなインターネットで質問の機会を与えられ、大変感謝しております。
以下の点につき、教えていただきたいのです。
  1. 高い山(例えば具体的に2千メートルを超える山とか?)、きつい山だけでなく、登山そのものを止めるべきでしょうか?
  2. 飛行機にもできるだけ乗らないようにしたいと思いますが、それ以外に日常生活で気をつけた方が良いことがありますか?
  3. 主治医は、このように肺に圧力のかかる状態が続くと肺高血圧になる、と言われましたが、すでに初期~中程度の肺高血圧であるとのお見立てですが、今後進行するような病気ですか?
    主治医からは、肺高血圧になったら治療ができないので、ならないようにしないといけないと言われていました。平成12、14、15年に心エコー検査および胸部レントゲン(直接撮影)を受けていますが、肺高血圧は指摘されませんでしたので、大変驚きました。
  4. 欠損孔は小さいと言われるのに、肺高血圧になるのは、なぜでしょうか?




お答え

  1. 高地(定義は、大体1000~1300m以上)で無ければ差し支えないと思われます。
  2. このような病気の人では、血液の固まりが出来ることは良くないので、あまり足を曲げた姿勢を長くとらないこと、脱水を予防すること等が大切です。
  3. 肺高血圧を起こす原因は少なくありませんが、欠損孔が小さい場合、欠損孔そのものにより肺高血圧になっているのかどうか明らかではありません。従って、今後、進行するかどうかは経過を見ていかなくてはなりません。
  4. 心臓病で2次的に起こる以外にも肺高血圧になる原因は、少なくありません。また、原因が不明の場合も少なくありません。この点は、直接診ていないものにはわかりません。診察していただいている主治医にお尋ね頂くことが大切です。
HPにも記載しておりますが、開設の目的やその性質から病気に関して一般的な事柄についてしかお答えすることはできません。病状や病気に対する考え方は患者さんにより様々ですので詳細は主治医の先生とよくご相談されるのが最良かと存じます。
文責:丹羽 公一郎