HOME > FAQ > 小欠損孔の心室中隔欠損症について

小欠損孔の心室中隔欠損症について

ご質問

29歳 女性

私は生まれつきの先天性心室中隔欠損症だと言われ、今に至りますが、1年に1度の検診もついつい怠り、今は5年くらい検診をしていません。年齢も年齢なので検診を受けるべきかなと思ってはいますが。病気そのものは穴もすごく小さくて、運動の制限もそこまでなく育ってきたため、あまり心配はしていません。ただ、軽い喘息があり、最近発症頻度が多く、咳きこむことが増えた為、心臓に負担をかけているのではと心配です。ほかにも偏頭痛があったり、胃腸が弱いなど、体が弱いのですがそれによって、心臓病が悪化したりすることはあるのでしょうか??また、出産は30歳過ぎてからでも大丈夫でしょうか???



お答え

はじめにお断りしておきたいのですが、この項は外来通院を代用するものではありません。診察なしにお答えすることは正確性を欠きますが、成人先天性心疾患の患者さんについての情報はまだ少ないため、そのことを前提にしてもより有益なお答えができればという趣旨で作られたものです。本来はまず外来で主治医の先生に質問すべき内容かと思います。
心室中隔欠損症で欠損孔がとても小さいのであれば、抜歯やけが、手術の際の感染性心内膜炎の予防をすることが必要であるくらいで、他は正常の方と同様に運動、仕事や出産も全く差し支えありません。喘息、偏頭痛、胃腸症状により心臓に負担がかかることも無いと思います。
ただ欠損孔の位置はいろいろあり、その位置によっては大動脈弁の変形が進行し手術が必要になることもあり注意が必要です。そうでない方も1年から3年に一回程度の外来にはきていただき感染性心内膜炎の予防法の確認などをしています。また、出産を希望される場合は、遺伝の問題、妊娠中の管理などのため、主治医の先生にかかるようにしてください。
文責:立野 滋