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寿命について

ご質問

25歳 女性

はじめまして。
私は2歳の時に心室中隔欠損症で手術経験があります。
変なご質問ですが、先天性の心臓病がある人は普通の一般的な人に比べて寿命が短い(極端な話、60,70迄生きられない)って言う話を聞いたことがありますが本当ですか?



お答え

先天性の心臓病の人で心内修復手術を受けた人の寿命が一般の人と同じか否か、正確に言えば、現時点では不明です。心臓の内部を治す(心内修復術)手術は、1950年代に初めて行われました。この時に2歳だった人は、まだ、最高55歳位にしかなっていません。従って、60、70でどうなるか、誰もわからない訳です。このために、先天性心疾患の人たちの手術は根治手術(手術後は寿命も含めすべて一般の人と同じ場合を指します)とは呼ばず、修復手術と呼びます。さらに、時々、経過観察をする必要があるわけです。心房中隔欠損では、20歳以下で手術を行い、後遺症などのない場合は、一般の人と寿命は同じであろう、と推測されています。心室中隔欠損で、小児期に手術を行い、肺高血圧、遺残短絡などのない場合は、50歳近い年齢でも普通の人と同様に暮らせています。一般の人と同様の寿命という人も少なくないと思います。しかし、今後、どのようになるかは、これから20年くらいの内にわかってくることです。
文責:丹羽 公一郎