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自然閉鎖した心室中隔欠損症

ご質問

18歳 女性

私は心室中隔欠損症だと以前親に言われました。2歳の時に引越しをする際にほとんど小さくなっていたらしく母子手帳にも完治と書いています。でも親は一応病院を紹介されていたらしいのですが行っていません。中学生の時にピアッサーで勝手に穴を開けたら「ばい菌入ったらだめでしょ!!」と言われ、その時に病気のことを知ったのですが・・。こういう場合は病院で調べてもらった方がいいのですか??特に生活に困ってる感じはないんですけど・・。看護学校に通っているのですが自分の身体の事を知らないのに患者さんを看る側になるっていうのは気になるような・・。どうなんでしょうか!?!?



お答え

心室中隔欠損は、自然に閉鎖することが少なくありません。16年前くらいですと、多分、心エコー(カラードプラーエコー)も含めた診断を受けていて、自然閉鎖と言われたのだと思います(心エコーが広く使われるようになる前[25年くらい前]で、心臓カテーテル検査をおこなっていない場合は、大動脈弁逸脱といって、大動脈弁の一部が欠損部にはまりこんでいる場合があります。30歳以上でこのようなことは稀ですが、この場合は、定期検診が必要です)。
さて今回の場合は、完全に閉鎖されているため、完治との診断になったのだと思います。自然閉鎖の場合、日常生活、運動なども含め、一般の人と同じです。制限はありません。欠損部が残っていないので、ピアッサーで穴を開けて、ばい菌が入り、心臓に付着繁殖(細菌性心内膜炎)する可能性は、一般の人と同程度です。ただ、一般の人でも、消毒せずに、ピアッサーで穴を開けてばい菌が入ると、心臓の弁に付着することはあり得るので、気をつけましょう。
自分が、病気を理解、納得するという意味でも、一回心臓の専門医を受診する事は良いことと思います。自然閉鎖した人の妊娠出産は、普通の人と同じですが、自分のこどもが心臓病をもって生まれる確率は、一般より少し高く(4-5%程度、一般は1%程度)なります。確率は低いのですが、少し覚えておく必要はあるかと思います。
文責:丹羽 公一郎