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エプシュタイン氏病の手術時期

ご質問

26歳 女性

エプシュタインと診断され、wpwもあったため昨年アブレーション治療をしました。その際逆流の程度は3度、右心房の肥大はあるものの心機能は特に問題ないとの事でした。心不全などの症状がでるまでは治療不要で経過観察をとの事でしたが、今後徐々に悪化していくだろうことを考えると若く体力があるうちに根治術をした方がいいように思うのですがどうなのでしょうか?ちなみに血液の逆流が3度というのはどの程度の状態なのですか?



お答え

エプシュタイン氏病という病気は、右心房と右心室の間にある三尖弁に異常が有り、弁の閉鎖が不完全になる心臓の異常です。従って、三尖弁閉鎖不全の程度により、病状が異なることがあります。3度というのは、閉鎖不全(逆流)の程度が、中等度から高度の間くらいのことを指します。さて、エプシュタイン氏病の手術を施行する基準は(施設により異なりますが)、一般的に、1,継続的に心拡大が起こっている、2,日常の活動程度が落ちてきている、3,心房細動、心房粗動といった、心房性の不整脈が診られるようになった、4,チアノーゼを認める場合、それが増強してきた等の時には手術を考慮します。こういった、基準は、広くいえば、心不全が生じてきていることを指します。
文責:丹羽 公一郎