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医療費補助制度について

ご質問

62歳 女性

ファロー四徴症で,一度も手術を受けていません.H先生に30年以上前に見ていただき,そのご近くの医院に通っていました.今も年に1,2回H先生にみてもらってもいます.手術も検討していただきましたが,65歳まで様子を見ようといわれています.疲れるとチアノーゼがひどくなり,息苦しくなります.夫が呼吸器病で在宅酸素療法をしていました.夫は1級の身体障害者なので,自己負担がありませんでした.そのとき,一緒に酸素を吸わせてもらっていました.当時は特に効果を感じなかったのですが,最近は,吸っていると,気分がよくなり,顔色も良くなります.今は,夫は在宅酸素療法の適用にならず,私だけが在宅酸素療法をしたいと思っていますが,自己負担金が,毎月3万円近くになります.夫が入退院を繰り返しており,差額ベッド代が月々50万円にのぼり,自分の酸素療法の3万円は,非常に苦しい負担なため,今月から中止してもらうようになります.私は心臓での障害者3級の認定を受けていますが,これが2級以上になれば,酸素療法の自己負担が不要になるのに,と近くの主治医に言われました.3級の申請ヘ,数年前にK大学病院に入院していろんな検査をして行いました.今の状況で,また大学病院で検査してもらえば,2級以上をもらえる可能性があるのでしょうか? できれば,在宅酸素療法を続けたいので,ご相談させていただきます.なにか,ほかに利用できる制度とかもありましたら,お教えください.



お答え

主に以下の点についてお答えします.
  1. 2級以上をもらえる可能性
  2. 差額ベッド代
  3. 先天性心疾患患者の利用できる福祉制度について(夫婦伴に)
以下のお答えの多くは,心臓病のこどもを持つ親の会の会員の方にお教えいただきました.

1,については,日常生活の程度により決定されます.ある程度,外出もでき,平地ならかなり長く歩けるといった場合は,2級以上は難しくなります.主治医と相談してみてください.
自治体による違いがかなりあり,これが全てかと言われると確信を持てませんがその点は申し訳ありませんがお許し願えればと思います.又先生の方でご存知の内容もあるかと思いますがとりあえず書き出させていただきました.

2,差額ベットについて

本人から差額ベットの部屋に入りたいと言う希望ではなく,診察や治療上の都合等で入っているのであるならば,基本的には,病院側は費用を請求しない(できない)はずです.したがって払う必要もなくなってきます.難しい問題ですが,病院内に医療相談室があればそこに ケースワーカーの人が相談に乗ってくれるかと思います.

3,その他の福祉制度について
    ご主人に対する制度
  1. 身体障害者手帳をお持ちですので,級にもよるかと思いますが, 税金(所得税,住民税自動車取得税,自動車税)の減免措置が受けられます.各種運賃,有料道路の割引が受けられます.
  2. 特別障害者手当(国の制度)
    月額26,860円 所得制限があります.福祉事務所が窓口です.
  3. 市福祉手当
    自治体による手当 福祉事務所が窓口
    千葉市は月額14,170円
    但し特別障害者手当との併給はできません.
    先天性心疾患患者さんの場合
  1. 重度心身障害者医療費助成について
    これは自治体により適用が異なっています.たとえば千葉市は3級(内部障害)までですが,千葉県は2級までです.又窓口支払いがあるところとないところがあります.もしかしたら62歳でしたらすでに老人医療に切り替えている自治体もあるかと思います.(千葉市は障害者の場合60歳で切り替えています)お住まいの福祉事務所,もしくは福祉課で尋ねられるのが良いかと思います.
    ご夫婦共通にかかわること
  1. 医療費控除
    1年間の医療費(保険外負担を含む)を原則として10万円以上を支払った時10万を越えた部分が所得税軽減の対象になります.通院の交通費も含まれます.差額ベットに関しては,治療上必要かどうかで判断がわかれるはずです.具体的に医療費控除の対象になるものは税務署で尋ねるのが確実です.還付申告は翌年の1月1日から5年間できますので,今年であれば平成9年度分までについて申告することができます.又期日も確定申告と違いますので,すいている時期を選ばれても良いかと思います.
  2. 自治体による手当て
    それぞれの自治体がいろいろな手当てをしています.但し年齢,病気の種類などによるので福祉事務所,福祉課で確認されると良いと思います.申告しないと,もらえません.
  3. 市の保健婦さんの利用 お住まいの市の保健婦さんに相談し,このような制度を利用しているがほかに無いか確認されると良いと思います.この方法が確実な気がします.県の保健婦さんでは市町村福祉はわからないことが多々あります.

文責:丹羽 公一郎