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肺動脈弁狭窄症の予後について

ご質問

27歳 男性

わたしは5歳のときに肺動脈弁狭窄症の手術を受け、15歳までは毎年1回の診察を受けていました。
16歳以降は毎年の受診は不要ということで、就職などの節目に見せに来てくださいと言われました。その後、22歳のときにも見せましたが、所見はなく、毎年職場の健康診断でも所見はありません。
生活にも何も影響はなく、スポーツも楽しんでいます。
しかし、今結婚を考えている相手がいますので、将来迷惑をかけたくありません。そう考えると再発が非常に恐ろしくなります。肺動脈弁狭窄症は再発するのでしょうか。子どもに遺伝するのでしょうか。やはりメスをいれたことで寿命は縮まるのでしょうか...。教えてください。



お答え

5歳のときに肺動脈弁狭窄症の手術を受け、15歳までは毎年1回の診察を受けていました。その後、22歳のときにも見せましたが、所見はなく、毎年職場の健康診断でも所見はありません。生活にも何も影響はなく、スポーツも楽しんでいます。というお話からしますと、手術により狭窄は十分に解除され、その後の経過も順調と考えられます。
手術方法によりますが、肺動脈弁狭窄症は、再度狭窄を生じることがあります。その場合、現在では手術ではなく、心臓カテーテルによるインターベンションで、治療が出来ます。肺動脈弁狭窄症の再狭窄は、めったにありませんので、時々検診を受けていて、問題ないということであれば、心配はいりません。
また、子供への遺伝は、父親が生まれつきの心臓病の場合で、ご家族に同様の心臓病がいない場合、遺伝の確率は2%程度です。また、肺動脈弁狭窄症の場合、心臓の手術をしたことで、特に、低年齢で術後経過も良い場合、寿命が縮まることは無いと考えられています。5年前に検査をしているので、そろそろ外来で診てもらっても良いかと思います。受け持ちの先生にも心臓の状態について良く話を聞いてください。
文責:丹羽 公一郎