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動脈管開存と不整脈

ご質問

28歳 女性

動脈管開存の治療を去年夏にしたのですが、今年の1月くらいから、数ヶ月に1~2度、数時間(三時間から四時間)続く激しい動悸に襲われます。今月も動悸が激しく、仕事を休みました。病院に相談しても、『治療は済んでいるからそんなはずは無い』と、言われてしまいます。カテーテル治療はトラブルもなく、無事に終わったみたいです。
この動悸は何時まで続き、薬などで治す(抑える)事は出来ないのでしょうかまた、何が原因なのでしょうか?



お答え

一般的には動脈管開存症に合併しやすい不整脈というのはありません。
無治療で経過した高齢者で、動脈管の太い方において、左心房に対する負荷から心房細動(頻脈と脈の乱れ)が出現する可能性がありますが、カテーテル治療で治療可能であったことからそれほど太い動脈管ではなかったことが類推され、また年齢的にも心房細動が出現する可能性は低いと考えられます。
そこで考えられるのは、動脈管開存とは関係なく出現する頻脈です。通常の脈が、緊張や興奮で早くなる洞性頻脈、急にはじまり急に停止する発作性上室性頻脈、心房性頻脈などが考えられます。
まずは頻脈の診断をしっかりしておくべきと考えますが、発作性の不整脈の場合には、非発作時は全く正常ですので、症状のある時に心電図をとる必要があります。数時間持続するのであれば、発作時に心電図のとれる施設(近くの病院あるいは医院)を受診して診断可能と思われます。その後、治療した病院に相談するか、あるいは動脈管に関係ない不整脈であれば、不整脈を専門とする循環器内科医に相談するということも可能かと思います。
文責:立野 滋