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僧帽弁逸脱症候群の不整脈

ご質問

22歳 男性

はじめまして。このような掲示板を見つけられて幸せに思います。悩んでいることがあるので、相談させてください。22歳男です。身長173センチ、体重62キロです。
昨年の5月に心臓に雑音があると診断され、レントゲン、心電図、心エコーと検査しました。それまで、学校の健康診断などで、何も言われてこなかったので、ビックリしました。レントゲン、心電図では異常が見られなかったのですが、心エコーの結果、ごくごく軽い僧帽弁逸脱症(逆流はある)と診断を受けました。
薬の服用の指示はなく、歯科治療の際の注意もありませんでした。年に1回の検査をすることだけ指示を受けました。激しい運動をしても可ということでした。
自分が、僧帽弁逸脱症と知ってから、不安になり、心臓の鼓動を気にしていたところ、心臓が踊るような感じがする不整脈が気になりました。もともと不整脈は小さいころから経験していました。おそらく中学生か、それよりも小さいころからです。気がついたときに、心臓が、ドキ、ドキドキとする感じでした。頻度としては、月に2,3回あるかないかでしたが、気にしだしてからは、3日ぐらい連続して起こりました。現在は1週間ほど起こっていません。
この不整脈と僧帽弁逸脱は関係があるのですか?気にすることによる不整脈なのでしょうか?また、たぶん期外収縮だと思うのですが、心室性期外収縮だと、治療が必要になったりしないでしょうか?
不安で不安で仕方ないので、よろしくお願いします。



お答え

僧帽弁逸脱症候群は、約50人に一人の方に認められ比較的多いものでこのホームページにおいても何回かご質問が寄せられておりますのでそちらも参考になさってください。
逆流がないか軽度の方がほとんどで、問題となることはあまりありません。不整脈の頻度は一般の方よりも多いとの報告はありますが、とても多いということはありません。その原因は今のところ不明です。
ご質問のドキドキするという症状ですが、頻拍で脈が速くなりドキドキする場合(乱れる時と規則的な時があります)、期外収縮の場合など脈が乱れてドキンとする場合、不整脈ではなく心拍動がつよくなりドキンドキンと感じる場合があります。
頻度、年齢を考えると心房性ないし心室性の期外収縮が一番考えられると思います。高齢になると、心房細動が一過性に出現して同じような症状を呈する場合もあります。
期外収縮の場合の治療の適応ですが、ほとんどが生命に危険なものではないため、症状がありその症状が気になる方が対象になります。今まで気にならなかったものが心臓の病気を指摘されたことで、とても気になり不安になることはよくありますので、不整脈の薬を使う前に抗不安薬を試してみて気にならなくなれば薬を使わずに様子を見る場合もあります。
また不整脈自体は一日中でていて、日中は気にならないが就寝時など安静時に気になるという方もいらっしゃいます。
気になるようであれば一度24時間心電図など不整脈の検査を受けることをお勧め致します。
感染性心内膜炎の予防に関しましては、別の項でもお答えしていますが、逆流を伴う場合には予防が必要とされています。ほんのわずかでほとんど無いために不要と考えたのでしょうか。
文責:立野 滋