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川崎病と歯科治療

ご質問

27歳 女性

はじめまして! ご質問です。私はベビーの頃川崎病になり少しだけ心臓に後遺症が残りましたが、幸い日常生活には支障なく生活しております。現在は年に1~2度検診に行く程度です。現在歯医者へ通院しているのですが、ななめに生えている親知らずを抜く事になりました。担当歯科医は心臓をみてもらっている病院へ手紙を書くので持参して返事をもらって下さい、とおっしゃいますが、今までに心臓の担当医へ相談なく抜歯の経験もあります。近日中に心臓の病院へ行く予定はありません。この場合抜歯は特別注意をする必要があるのでしょうか? お忙しいところ恐れ入りますがご回答頂けると幸いです、よろしくお願いいたします。



お答え

川崎病の後遺症がある場合でも、歯医者さんでは、通常の人と同様に治療が出来ますが、大きく分けて 2 つの問題があります。
  1. 抗血小板薬(バファリンなど)、抗凝固薬(ワーファリン)を服用している場合です。ともに出血を助長しますので、親不知などで、抜歯をする場合は注意が必要です。ワーファリンの場合は、抜歯数日前には一時的に中止することが多いです。この様な薬を服用している場合は主治医と相談してから、歯医者の治療をしてください。
  2. 先天性心疾患の場合は、感染性心内膜炎という病気があり(以前説明しています)、歯医者さんで出血を伴う処置をする場合、抗生物質の予防投薬が必要なことがあります。しかし、川崎病の冠動脈瘤では必要ありません。しかし、川崎病の後遺症で、僧房弁閉鎖不全と言われている人の場合は、予防が必要な場合があります。これも、主治医と相談してください。

文責:丹羽 公一郎