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先天性冠動脈肺動脈瘻の手術について

ご質問

51歳 女性

冠動脈肺動脈異常交通症と診断させました。カテーテルの結果左右にあり、特に左は、瘤状化が見られ、大きさは2×1cmです。手術で除去を勧められていますが、現在は何の自覚症状もなくためらっています。特に開胸後の後遺症(日常生活への影響)が心配です。適切なアドバイスをお願いします。



お答え

症状が無いために、治療に迷われているご様子ですね。
さて、先天性冠動脈肺動脈瘻は、冠動脈と肺動脈の間に異常な交通がある疾患です。交通が大きいときは、心不全(動悸、息切れなど)、狭心症(共通を伴います)を起こすことがあります。また、冠動脈が拡張して、今回のように瘤を形成することもあります。軽症の場合は、一生涯症状を伴うことが無い場合も少なくありませんが、交通孔が、中等度以上ですと、加齢に伴って、経過とともに症状を認めることが少なくありません。従って、中等度以上では、治療の適応があると考えて良いと思います。50歳代での手術は、特に、先天性の病気でなく、後天的な心臓病で(弁疾患など)よく行われています。50歳くらいですと、全身的な疾患を伴っていることは少ないので、手術後も順調な経過をとることが普通です。手術後の詳しい経過、内容などは、是非、主治医の先生にお尋ねください。
文責:丹羽 公一郎