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心房中隔欠損症術後のめまい、妊娠について

ご質問

41歳 女性

ご相談いたします。
40歳時、心房中隔欠損症と診断され、2003年12月に500円玉程の孔を縫い合わせる欠損孔閉鎖術を受けました。
術後もめまい(しゃがんで立ち上がろうとしたときに目の前が真っ暗になって前につんのめる形で倒れてしまいそうになり、徐々に元に戻る)がすると申したところ、心臓が小さくなりすぎて、術後45%の数値が38%に落ち血液がうまく回ってないので水を沢山飲むようにとの指示でした。
●数値はよくなっていくものなのでしょうか?
●正常より小さくなりすぎてしまった心臓は正常に戻るのでしょうか?

不妊治療を再開したいと考えているのですが、産婦人科の医師に無理と言われ、どうしても妊娠したいなら自分で探して他の大学病院へ行くようにと言われました。
●ASDを患い、現在41歳という状態ではやはり無理なのでしょうか?



お答え

心房中隔欠損症ですが、手術前、手術後ともに、心臓が大きくないことから考えますと、手術の後は良好に治っており、特に心臓の後遺症などもほとんど無いものと推定されます。また、38%という心胸郭比(心臓の大きさ)から判断するとやせ型の女性かと思います。
まず、立ちくらみは、術後、暑い季節、女性によく起こり、心臓が比較的小さい場合は、起こりやすい症状ですが、心臓が悪いために起こるものではありません。現在の心臓の大きさで、異常ではありません。その人その人により心臓の大きさは異なりますし、術後よく治っている場合は、その心臓の大きさ(小さくなった場合も大きくなった場合も)に体が徐々に順応しますので、心配はいらないことが普通です。
また、妊娠については、心臓病という観点だけから考えれば、妊娠出産を制限する必要はありません。ただ、年齢的なことなどを加味して考えなければいけないかと思います。心臓病があると、それが治っていたとしても、一般の産科の先生は、自分のところでの出産をさける場合があります。他の産科の先生に相談されることも大切だと思います。
文責:丹羽 公一郎