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心房中隔欠損症の予後,肺高血圧

ご質問

29歳 女性

私は2年前から甲状腺機能亢進症の治療を続けていますが、6ヶ月前に心エコーにて心房中隔欠損が発見されました。肺動脈収縮圧47mmHgで、中度肺高血圧症と三尖弁の軽度の逆流を指摘されました。欠損はごく小さなものだそうです。FT3,FT4値は基本的には正常値ですが稀に上昇することがあります。定期的に心エコーをするようにと言われましたが、以前軽度の心房中隔欠損は無視してよいと聞いたこともあって現在は放置しています。しかし私は非常に多忙な環境にあるため、これからの体力低下に不安を感じています。



お答え

甲状腺機能亢進症の治療を続け、6ヶ月前に心エコーにて心房中隔欠損が発見されたとのことですが、ごく小さい心房中隔欠損であるならば、今後の生活は、生命予後、不整脈発生も含め、一般の同年齢の人と同様と考えられます。奇異性血栓といって、稀に、妊娠中などに下肢の血栓が、心房中隔欠損経由で、全身に流れることがあります、いわゆるエコノミークラス症候群と同様です。もし、下肢静脈瘤などがあり、座っている時間が長い生活ならば、下肢を時々動かすなどの注意は、必要です。肺高血圧は、稀に、女性で進行することがありますので、定期的なエコー検査は必要です。
文責:丹羽 公一郎