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心房中隔欠損症の手術時期

ご質問

23歳 女性

先日会社の検診により、心房中隔欠損症が見つかり手術を勧められました。母親から『生後すぐ指摘されたことはあったが、成長と共に孔は閉じるから大丈夫だと医者には言われてた』と聞いていました。そのため,あまり深く考えてはいませんだした。その後、学校でも会社の検診でも指摘されなかったので,私も両親も大丈夫だと思っていたのですが・・・なぜ,この年になって突然指摘されたのですか? そういうことはあるのですか? また、私は来年結婚が決まっているのですが,将来のことも考え近々手術をすることにしました! 手術後すぐ今までの生活に戻ることはできますか? またすぐ妊娠とかは,可能ですか?



お答え

心房中隔欠損は、小さいときに指摘された場合は自然に閉じることもあります。また、最近は、検診にレントゲン撮影を併用せず、心電図のみで判断するため、この病気は検診で見落とされることはありえます。検診の時に、以前、この病気だった旨記載していれば少し違ったかもしれません。記載していても、心電図所見が典型的でない場合、見落とされることはあります。40歳を過ぎてから初めて見つかり手術をする人も少なくありません。心房中隔欠損の合併症は、心不全、不整脈などがありますが、40歳以前に手術をした場合、その後の長期予後は非常に良いとされています。手術後、一般的には、2~3ヶ月程度は仕事を休みます。手術後、6ヶ月程度たてば、妊娠しても差し支えありません。出産時期は少なくとも術後1年は開けた方が良いと考えます。
文責:丹羽 公一郎