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心房中隔欠損症の手術、公費負担について

ご質問

32歳 女性

第2子を妊娠中に心房中隔欠損症と診断されました。その時は、すでに、妊娠8ヶ月でした。手術はこれから体調をみてから行います。出産も通っていた個人病院から大学病院への転院でした。心臓に負担をかけないようにと無痛分娩で行い、出産後も稀に心不全をおこす人がいるという事で22日間の入院でした。これから、手術をするわけですが不安が一杯です。先生には、早くて1年後と言われましたが私自身は不安をとりのぞく意味でも早く手術をしたいのですがどうなんでしょうか。1年もおいて症状は悪くならないのでしょうか。胸が少し息苦しいのはこの病気のせいでしょうか?それとも、産まれた子供がいるため(生後60日)夜中に起きている寝不足のせいでしょうか?最近は、軽い目眩もします。小さい時は、何事もなく普通に運動して生活してきました。今回の事でびっくりしました。障害者にはあてはまらないのでしょうか。もしあてはまるとすれば手続きの仕方をお願い致します。



お答え

心房中隔欠損症は、小児期には症状を認めないため、この時期には診断されず、成人となり、特に妊娠時など心臓に負担のかかる時期に、息苦しさなどの症状が出現し診断されることが少なくありません。この時期に発見されず、40歳台で、初めてわかる場合もあります。
さて、ご質問ですが、数多くの手術を手がけている施設では、心房中隔欠損症の手術危険率は低いと考えて良いと思います。現在、妊娠後時間が経過していないこと、子育てに追われていること等のため、息苦しさが認められることと思います。これらの症状は、妊娠出産の影響がとれると落ち着いてくると思います。また、心臓手術は、2週間程度の入院は必要ですし、子育てが出来る位に元気になるには術後2~3ヶ月はかかると考えられます。この時期になれば、症状もなくかなり元気になります。ご家族の協力(この間子どもの面倒を見てくれる人がいるかどうかなど)によります。従って、手術時期については、出産後1年程度は経過してからの方が良いかと思われます。身体障害者については、3~4級にになると思いますが、主治医とご相談ください。また、手術費用は、更生医療給付が受けられますが、前提として、身体障害者の認定が必要です。これらも主治医あるいは所轄の役所におたずねください。今後については、家族、主治医などと十分お話されることが重要です。
文責:丹羽 公一郎