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心房中隔欠損症の治療方針

ご質問

29歳 男性

先日、健康診断の 2 次検診にて心房中隔欠損症の疑いがあるとのことで、専門病院で精密検査を受けました。結果は14mmの欠損があるとのことでしたが、心電図に異常はなく心音にも雑音がないため今までの健康診断では発見できなかったのではと専門医からは言われました。今後は運動・塩分を控え、年に 1 度検査を受ける様にと言われたのですが、この程度の欠損では手術は不要なのでしょうか?



お答え

心房中隔欠損症に関するご質問は、当ホームページに既にたくさんありましたので、そちらもご参考になさって下さい。

心房中隔欠損症の患者さんに手術を行うかどうかを決める際は、年齢、症状、合併症(肺高血圧、不整脈、弁逆流など)、心房中隔欠損症以外の基礎疾患の有無など、様々な要素を考慮します。

29歳の(無症状の?)男性が、今回初めて診断され、欠損孔が14mmとのことですが、いずれは手術を行うことになる可能性はあると思います。先に述べたような合併症の頻度は、加齢に伴って高くなります。手術をするのであれば、症状が無く、合併症の無い(少ない)、若いうちがいいとされています。14mmの欠損孔は中等度の大きさですが、無症状であればあわてる必要はないと思います。しかし、手術をしなくても今後問題が生じないとも言えません。運動・食事などの生活上の制限の必要性については、質問者の方の医療情報がわからないのでコメントできません。担当の医師と今後の見通しについてよく相談することをおすすめします。
文責:川副 泰隆