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心房中隔欠損症のカテーテル治療に関して

ご質問

49歳 男性

心房中隔欠損のカテーテル治療の国内での現状は,どうなっているのか教えていただきたい.なるべく負担の少ない治療方法を選択したく思います.



お答え

心房中隔欠損症のカテーテル治療は,手術と異なり胸を開くことなく,また人工心肺を使って心臓の動きを止めることなく治療をおこなうことを可能にします.これまでいろいろな閉鎖栓が開発されてきましたが,Amplatzer Septal Occluder(アンプラッツアー中隔閉鎖栓)が登場して治療成績や安全性が高まり,既に北米,ヨーロッパでは1万人を超える患者さんが治療を受けられています.アジアでも,中国,台湾,シンガポールなどで既に治療がおこなわれています.日本では1998年から1999年にかけて臨床治験がおこなわれ,有効性と安全性が確認されていますが,厚生労働省の認可が未だ得られておらず,使用も輸入もできない状況にあります.
現時点において認可の時期に関して予測することは困難ですが,この治療を待っておられる患者さんがたくさんおられることも事実です.自費で渡米され治療を受けられた方もおられます.これ以上の時間がかからぬように要望などをだしてはいますが,まだいつ頃認可されるとお話できる状況にはありません.この治療を望まれる患者さん方からも厚生労働省への働きかけをお願いしたい限りです.
文責:赤木 禎治