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心房中隔欠損症と左房拡大

ご質問

26歳 男性

私は20歳の時に、学校の診断検査で心雑音があって、病院のエコー検査を受けたところ、約1cmの大きさの孔の心房中隔欠損症と言われてしまいましたが、その時、私は普通の人と変わらぬ元気で、又いろいろことのせいで、病気を放置してしまったんです。この2,3年私はいつも体が疲れやすいと感じて、一ヶ月前に近くの病院で新たに検査しに行きました。左心房がやや拡大していると最新のエコー検査で発見されました。左心房が拡大していることはかなりまずいことですか?又手術をする場合に、愛知県内で信頼できる病院をご紹介して下さい。



お答え

心房中隔欠損症では欠損孔を通る血液が多くなると右心房、右心室が拡大します。欠損孔を通った血液は肺に流れ、量が多いと肺を痛めて呼吸障害を起こすために手術が必要になります。これまでも数多くの質問がありましたので手術適応等の詳細は省略します。エコーではこの右心房と右心室の拡大の度合いをみて手術が必要かどうかを見極め、必要そうであればカテーテルで確認して手術となるのが一般的です。しかし心房中隔欠損症だけでは左心房の拡大には至りません。ときどき僧帽弁の逆流が合併することもありますが年齢が40歳代では軽度の拡大が認められることがあります。
しかし、左心房が明らかに拡大するまで悪化することは非常にまれです。
左心房の拡大するものとしては僧帽弁の疾患、左心室の動きが悪い場合、左心房内の他の奇形などがたまたま心房中隔に合併した場合に考えられますが、診察・検査をしているわけではないので全くわかりません。なぜ左心房が拡大しているのか、ほかに合併する疾患がないのか主治医の先生に聞いてみた方がいいかと思います。
次に病院についてのご相談ですが、このホームページにおいては施設の推薦はおこなっておりません。地域の状況、患者さんを取り巻く状況、病気の種類・程度などからベストと考えられる病院の選定を行うことは不可能だからです。
アドバイスできることとは、まず先ほどの左心房の拡大がなぜ起きているのか、手術の適応がありそうなのか、急ぐものなのかなど主治医の先生とよくお話になり、ご自分の心臓の状態についてよく理解をする必要があると思います。そういったコミニケーションの中でどういった施設があり、どこで手術するのがいいのかなどの情報が得られるのではないかと思います。
文責:立野 滋