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心房中隔欠損症(カテーテル検査の必要性について)

ご質問

26歳 男性

先日、会社の健康診断(心電図)で右脚ブロックと言われ、専門医(大学病院)による検診をすすめられました。専門医によれば、胸部レンドゲン,心電図,心エコー検査結果により心房中隔欠損症(軽症)と診断されました。心臓も正常な大きさであり、レンドゲンでも問題は見られないとのことで、年に 1 回程度経過観察でもよい。といわれましたが、心配であればカテーテルによる精密検査を適用しても良いといわれました。どちらとも言えないので、ご自身で判断してくださいと言われました。
ここでご質問ですが、カテーテルによる検査を早々に行っておいたほうがよろしいのでしょうか?検査自体のリスクは小さいことは理解しています。行わなかった場合のリスク(カテーテル検査でしか分からない事項に対するリスク)はあるのでしょうか?
以上、よろしくお願いいたします。



お答え

心房中隔欠損は、閉鎖する方が良い場合とそのまま一生経過観察のみで良い場合があります。欠損の大きさによる場合が殆どです。小欠損の場合は、後者になります。軽症で、今のところ心臓も大きくないとのことですので、この様な場合の多くは、定期的に経過観察を行います。心拡大を認める、症状が認められる(息切れ、動悸など)、エコー上の変化(心室拡大など)がみられる場合等は、確定診断(肺静脈の異常の有無の判定等合併する心臓の異常も含む)、心臓の状態の把握、手術の適応の有無等を判定するためにカテーテルを行うことが少なくありません。十分な、外来での検査、診察がすんでおり、今後も定期的に外来受診をするならば、現時点で、カテーテルを行わなかったためのリスクは無いと考えて良いと思われます。
文責:丹羽 公一郎