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心室中隔欠損症と不整脈 2

ご質問

41歳 男性

6 歳で心室中隔欠損症と診断され、20歳まで毎年精密検査を受けていました。その後特に自覚症状は無かったのですが、昨年春先辺りから動悸や息切れ・痛み、ひどいときは吐き気を自覚するようになりました。4 月にカテーテル検査を受け欠損の程度は軽いと説明を受けましたが 6 ヶ月毎の検査をするようにと指導されています。不整脈は程度にバラツキが有り、かなり出る場合から殆どでないという事が判っています。仕事的にはこれからきつくなる事が明確になっており、このような自覚症状が出ていることと年齢等から将来を考え仕事内容の見直しも必要かと考えています。今の不規則な生活の原因となる仕事内容を変え、ある程度規則的な生活にして行く事で改善されるのか、あるいは他に注意することなどありましたら教えて下さい。

現在は動悸を抑えるための薬(テノーミン)を処方され服用しています。服用により動悸はかなり抑えられているようですが、それでも出るときもあります。痛みについては診察の時に説明していますが、ストレス等から来る場合も有ると説明があった程度です。



お答え

不整脈には様々な種類がありますので、不整脈に関する情報が動悸と言うだけでは、正確なお答えをすることが不可能であることをまずお断りしておきます。
小さな欠損孔で心室中隔欠損に対する手術、治療は必要ないのであれば心室中隔欠損と不整脈は関係ないように思います。薬が処方されていますので、不整脈の種類、どういった不整脈かは主治医がご存じではないかと思います。

不整脈は一般には疲労、寝不足、飲酒、ストレスなどで出現しやすいとされていますので規則正しい生活が望ましいのは明らかです。だからといって仕事を変えなければいけないかどうかは判断できません。不整脈の頻度、危険性、症状のつらさ、経済的要素、社会的要素を考えて決められるものですから、主治医の先生に良く説明して頂き、判断する必要があるかと思います。

参考になるか分かりませんが、たとえば期外収縮といった不整脈は予後が良くあまり問題にならない不整脈で、若い人の場合は自覚症状も無いことが多いものですが、先天性心疾患を抱えている方の場合は胸部の症状をすべて心臓と考えて不安になる方が時々おられます。心機能の悪い方ですと不整脈は重要なサインで、また不整脈の種類によっては治療が必要になる場合もあるのですが、不安から症状を強く感じる方もいることも事実で、不安を和らげる薬で症状が改善する場合もあります。
文責:立野 滋